ペットが居る家庭が安全に外壁塗装を行う方法!福井の専門家が教えます

「ペットがいる中、外壁塗装をしても大丈夫だろうか。」
「ペットに優しい塗装の方法はあるのか。」
福井在住の方でこのようなお悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか。
外壁塗装の塗料の匂いは人間でも不快に感じますが、嗅覚に優れるペットであれば尚更です。
今回はペットに優しい外壁塗装を行う方法を紹介します。

□有害物質がペットに与える影響

有害物質によってペットには以下のような異変が起こる可能性があります。

1つ目は酔っ払ったような動きになることです。
有害物質でペットの目が座ってしまい、酔わせてしまう場合があります。
うまく立てずに、ひっくり返ってしまうこともあるでしょう。

2つ目は怒っているように吠え出すことです。
普段は大人しいペットが、有害物質によって怒っているように吠え出すような状態になることがあります。
飼い主でも手に負えない状況になるかもしれません。

3つ目は皮膚炎になることです。
ペットが皮膚炎にかかってしまうと、見た目の可愛らしさが損なわれることはもちろん、体の痒み、かさぶたやウミができるなど様々な症状を引き起こします。

4つ目は塗料を舐めてしまうことです。
塗料を誤って舐めてしまうと、最悪の場合は死に至ってしまうこともあるでしょう。

□ペットに害を及ぼす要素

ペットにとって外壁塗装の期間中は非常にストレスがかかる期間です。
ペットにストレスを与えうる要素にどのようなものがあるのか以下で見ていきましょう。

1つ目は、塗料の成分です。
塗料の刺激臭は塗料を薄めるために使われる有機溶剤が気体になったものです。
これは揮発性有機化合物と呼ばれており、光化学スモッグの原因物質で目や口といった粘膜に悪影響をもたらすため非常に有害です。
最近では臭いがなく、シンナーも使わない水性塗料が使われるようになってきているため、できる限り水性塗料を選ぶと良いでしょう。
ただし、状況次第では必ずしも水性塗料が使えるわけではありません。

2つ目は換気できないことです。
塗装中は窓が養生されて、ビニールシートとテープで家全体が覆われるため開け閉めできません。
人間の場合は自らの意志で服の着脱や、外出をすることで容易に体温調節が可能ですが、ペットの場合は厳しいです。
外に出たくても場所が分からなかったり、ドアが閉まっていて出られなかったりと様々な困難が立ちはだかるでしょう。
住人への配慮として窓を覆わない養生や、時々窓を開けさせてくれる業者もありますが、このような配慮をしてくれる業者は少ないです。

3つ目はエアコンが使えないことでペットに害が及ぶことです。
塗装中は窓が覆われるだけでなく、エアコンの室外機も覆われることでエアコンの使用もできません。
「窓が開けられないからエアコンで対処しよう」と思っていてもできないため、ペットだけでなく人間にとっても非常に暮らしづらいでしょう。
これも工夫を施すことでエアコンを使わせてくれる業者もありますが、業者次第なので事前の確認が欠かせません。

4つ目は騒音です。
外壁塗装で起こる騒音は建設工事に比べるとマシですが、それでも十分に大きな音が出ます。
騒音が発生するものには以下のようなものが挙げられます。
・高圧洗浄機の音
・職人が足場や屋根を移動する音
・足場の設置や解体を行う音
・作業員の話し声
・トラックの移動音
これらの音は室内にいても十分に聞こえてしまう音で、非常にストレスを与えてしまいます。
特に足場の設置と解体、高圧洗浄の音は大きいので、この期間中は家から離れたところで過ごさせてあげましょう。

□ペットのために何をすべきか

ペットは人間よりも匂いに敏感なので、異臭が漂うとすぐに感じ取り、抱えるストレスは計り知れません。
さらに気づかぬうちに体に様々な異変が起こります。
ペットに悪影響を及ぼさずに、外壁塗装の際にできる対策を以下で見ていきましょう。

*ペットの存在を業者に伝える

外壁塗装の見積もりを行う際に、ペットの存在を伝えておきましょう。
塗料によってはペットに優しいものもあるため、ペットの暮らし方を伝えておくことで配慮してもらえます。

*小屋の置き場所

塗装が始まると業者やトラックの出入りが激しくなるため、ペットの小屋の位置を考える必要があります。
とはいえ、道路沿いの車や人が通る場所に置くのもストレスを与えてしまうため、人や車が通らない場所に移動しましょう。

*外壁塗装の時期を考える

ペットになるべく負担をかけないために、できる限り短期間で塗装を終わらせる必要があります。
塗装が長引くのは湿度が高い時期や気温の低い時期で、これらの時期は塗料がなかなか乾きません。
雨が降らず気温の高い夏や春に検討すると良いでしょう。

□まとめ

今回はペットに優しく外壁塗装を行うための方法について説明しました。
塗装工事では塗料の匂いだけでなく、騒音や密閉空間で過ごすことなどペットにとって非常にストレスを抱えるものです。
ペットは自分だけでは対処できないため、飼い主が事前に有害なものから遠ざける工夫をするようにしましょう。

ABOUT US
panse
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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