外壁塗装の契約書で注意すべきポイントとは?わかりやすく解説いたします!

いざ外壁塗装を依頼するとなると、必要になるのが契約書などの書類です。
ですが、工事の依頼にどのような書類が必要か分かりづらいですし、請負や約款などの普段耳慣れない言葉に抵抗感がある人も多いでしょう。
そこで今回は、外壁塗装の契約時に注意すべきポイントをわかりやすく解説します。

□外壁塗装の書類の種類

外壁塗装を依頼する際、まず塗装の範囲や状態を確認するために現地調査を行います。
そして、現地調査の一週間後に予算の見積もり金額が書かれた見積書を受け取ります。
その見積もりに納得いただければ、次に契約を交わします。

ですが、外壁塗装における契約書にいくつか種類があることをご存じでしょうか。
ここでは、外壁塗装の契約時の書類の種類を5つ紹介します。

1つ目は、工事請負契約書です。
これは、お客様がその業者へ工事を依頼する旨の契約書で、一番重要な書類になります。

2つ目は、請負契約約款です。
これは、契約の内容を具体的に、詳細に説明する書類になります。
どんな契約内容なのか自分の目でしっかり確認しましょう。

3つ目は、請負代金内訳書です。
ここには、工事の内容が詳細に記載されています。
請負代金内訳書は、契約前に受け取った見積もり書を最終的に確定した書類です。
見積もり書と大きな変更点がないか、納得できる代金かを確認しましょう。

4つ目は、請求書です。
業者からお客様宛に支払を頼むための、金額を記載した書類になります。
ここでも、見積書との大きな違いがないかを確認しましょう。

5つ目は、保証書です。
これは、業者が行った工事内容について業者が保証する旨が記載された書類です。
施工後に業者からお客様へ渡されます。

このように、外壁塗装の契約時には5つの書類があります。
一番重要になるのは工事請負契約書です。
その他の4つの書類は契約上の補助的な役割を担っています。

そのため、すべての書類が必ず必要というわけではありません。
ですが、外壁塗装工事の際によく使われる書類なので、一通り把握しておくことをお勧めします。

□外壁塗装の契約時のポイント

ここでは、外壁塗装の契約を交わす前に押さえたいポイントをご紹介します。

*契約書は必ず交わす

まず、先ほど挙げた書類のうち、一番大事なのが工事請負契約書です。
そのため。この契約書は必ず交わしましょう。
少額な工事の場合、口頭で契約を済ませたくなりますが、後のトラブルを回避するためにも、小さな工事でも契約書を交わすことは必須です。
もし、口頭で契約を済ませるような業者がいたら注意が必要です。

*契約書の確認すべき項目とは

契約書を交わしても、記載内容に不備があれば意味がありません。
ここでは、契約書の確認すべき項目と注意点を解説します。

契約書に記載すべき項目は以下の6つがあります。
・工事名、工事場所、工事期間
・契約日
・請負金額または契約金額
・支払方法や支払日などが書かれた支払い条件
・保証対象部位や期間が書かれた保証内容
・業者とお客様の署名と捺印

契約書は、業者とお客様がお互いに保管する書類です。
そのため、模写式の契約書をおすすめします。
また、契約前に出してもらった見積もり内容と、契約書に記載された内容に違いがないか、記入前にしっかり確認しましょう。

ちなみに、外壁塗装の契約書は課税対象となるため、収入印紙を張り付ける必要があります。
1万円以下の塗装工事の場合は貼り付け不要ですが、1万円よりも高い場合は、お客様控えであっても必ず収入印紙を張り付けましょう。

*トラブル防止のために約款も確認する

契約書に不備もなく、入念に確認できた方は、さらに約款にも注意してみましょう。
契約書は一番大切な書類ですが、次に重要なのは請負契約約款になります。
請負契約約款には、工事の取り決め事項や、トラブル発生時や塗装工事後の不具合に対する保証内容などが記載されています。
約款の条項は業者によって少し異なりますが、最低でも以下の2つの条項が記載されているかを注意しましょう。

1つ目は、施工後の不備や欠陥に対する保証内容です。
完工後に不具合が発生した際の、保証対象範囲と期間が記載されているかを確認します。
また、保証に関しては、保証書を別途受け取りましょう。

2つ目は、工事によって第三者が損害を被った場合の条項です。
工事中は、近隣に被害が出ないように、足場にネットをかけるなどの対策が施されています。

ですが、十分な対策をもってしても、近隣住民の方に損害を与えてしまう可能性もあります。
その場合は、業者かお客様のどちらが責任を持つのか明確にする必要があります。
たいていの場合は、業者が賠償責任保険に加入しているので、業者が責任を取るでしょう。
その旨が書かれた条項があるのか、お客様自身でも確認していただくことをおすすめします。

□まとめ

今回は、外壁塗装の契約時に注意したいポイントを解説しました。
契約時には複数の書類があり、特に契約書は、お客様の目でしっかりと内容を確認することが重要になります。
当社では、福井で外壁塗装などのリフォーム工事を行っております。
福井に住宅をお持ちで外壁塗装をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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