福井で外壁塗装をお考えの方へ!水性塗料と油性塗料の違いについて解説します!

・福井の皆様、こんにちは。
地元福井で実績ナンバーワンの外壁塗装専門店、ペイントパンセ常務の大久保光沙久です。
この記事は、建築施工管理技士でもある現役職人常務・大久保光沙久が責任を持って書きました。
(私が厳しく指導した自社育成職人達があなた様のお宅を美しく塗り替えいたしますよ♪)

「外壁に使用する塗料は具体的にどう違うのか」
「家の外壁にはどんな塗料を選べば良いのか」
外壁塗装をお考えの方の中には、このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるではないでしょうか。
塗料選びは、家の仕上がりや耐久性に影響を与える重要なものです。
だからこそ、それぞれのメリットやデメリットを理解した上で選びたいですよね。
そこで、今回は福井で外壁塗装をお考えの方に向けて、油性塗料と水性塗料の違いについて詳しく解説します。

□塗料について

塗料を構成する成分は主に顔料、樹脂、溶剤、添加剤です。
これらの配合を調整することで、様々な効果を持つ塗料がつくられます。
油性塗料であれ水性塗料であれ、それらを構成する成分に違いはありませんが、溶剤の種類で明確に分けられます。

*塗料は2種類に分けられる

アクリルやウレタンに始まり、今では新機能を搭載した低汚染塗料や光触媒塗料などが登場し、非常に多くの種類の塗料があります。

その性能や効果もさまざまで、混乱するかと思いますが、実はどの塗料も2種類に分けられます。
それは、溶剤に注目することでおのずと分かってきます。

塗料を構成する顔料や樹脂、添加物はいずれも個体です。
個体のままでは壁に塗れないので、まずはこの個体を溶剤で溶かします。
溶かして薄めたものを塗って、乾燥させることで溶剤が蒸発し、壁に密着します。

油性塗料は溶剤にシンナーなどの有機溶剤を使用します。
一方で、水性塗料は水を使用します。

塗料を乾かすときに溶剤が揮発しますが、水性塗料が無臭であるのに対して、油性塗料は刺激臭が発生します。

□油性塗料と水性塗料の特徴について

*油性塗料

油性塗料に用いられる有機溶剤は「物質を溶かすための物質」であるため、人体にも有害な影響を及ぼす可能性のある危険な物質です。

油性塗料は塗料を薄めるために使用する溶剤の種類によって「溶剤(強溶剤)」と「弱溶剤」の2種類に分けられます。

昔はアクリルシンナー、ラッカーシンナー、ウレタンシンナーなどの溶解力が強いものを使用するのが主流でした。

現在では、人体や環境への影響を減らすためにVOC削減への取り組みが国際的に広がっています。
VOCとは、揮発性有機化合物のことを指します。

この取り組みのおかげで研究が進み、ついに「弱溶剤塗料」が開発されました。
弱溶剤塗料は、低刺激の塗装用シンナーが使用されているため、従来のものに比べて使いやすくなっています。
また、臭いだけでなく人体や環境への有害な影響も少なくなりました。

*水性塗料

VOC削減への取り組みを受け、さらに塗料の開発が進んだことにより、新たに登場したのが水性塗料です。
シンナーを一切使わないため、「刺激のある臭いがなくて安全」と思われがちですが、実際はそうではありません。
塗料を安定させるために少量ではありますが、VOCが入っているので、臭いがまったくしない訳ではないのです。

油性塗料と同様に、水性塗料もその取り扱いには細心の注意が払う必要があります。

□油性塗料と水性塗料のメリット・デメリットについて

*水性塗料のメリット

水性塗料は希釈するために溶剤に水を使用しているため、シンナーのような刺激臭がないのが最大の魅力です。
また、化学物質やVOCの排出が少ないことから、人体にも環境にも優しい塗料として高く評価されています。

*水性塗料のデメリット

水性塗料はその名の通り水性のものです。
塗料に含まれる水分は、あまりにも気温が低いとしっかり乾燥しないこともあるため、冬場などに塗装を行うと工期が長引く可能性があります。
そのため、なるべく暖かく晴れている日が多い時期を選んで工事するのが良いでしょう。

また、水性塗料はサイディングやモルタルなどの外壁材には向いていますが、金属製の外壁材には密着しにくいため、雨樋の金具や手すりなどの金属部分には向かないケースがあります。
ただし、下塗り材を上手に使うことで対処できる場合もあります。

*油性塗料のメリット

油性塗料は希釈に有機溶剤を使用しますが、これには耐久性の高い強靭な塗膜を作る力があります。
さらに、環境に左右されにくいため、気温が低いときでもしっかりと乾燥します。
水性塗料の場合、気温が低い時期に塗装すると、長い時間をかけて乾燥させる必要がありますが、油性塗料であれば時期や時間に関係なく作業ができるため、塗装工事の計画が立てやすいです。

また、密着性が高いことから金属製の外壁材にも塗装できるため、水性塗料では対応できない部分の保護に役立っています。

また、塗装したあとに美しいツヤが出ます。
水性塗料に比べてツヤの持続時間も長いため、キレイな状態を長期間維持できます。

*油性塗料のデメリット

油性塗料はシンナーを使用するため、塗装時に強烈な臭いが発生します。
有機溶剤は、大気汚染の原因にもなるVOCを含んでいるため、健康や環境へ被害を及ぼします。
そのため、施工の際は近隣への配慮も必要とします。

また、シンナーには引火性が高いという性質があるため、火事などを引き起こす危険性もあります。
そのため、適切な保管・管理が必要です。
できる限りシンナーに火がつかないよう心がけましょう

□油性塗料と水性塗料の違いについて

油性塗料と水性塗料の一番の違いは、塗料を希釈する際に使用される溶剤です。
前述した通り、油性塗料は有機溶剤を使用するのに対して、水性塗料は水を使用します。
どちらの塗料にも1液型と、硬化剤を混ぜて使用する2液型の2つの液型タイプがあります。

□油性塗料と水性塗料のどちらの塗料を選べば良いのか

大前提として、外壁塗装では油性塗料と水性塗料のどちらか一方を選んだからといって失敗することはありません。

油性塗料と水性塗料のどちらが適しているかは、外壁の劣化状況や金属部分の有無などの判断材料によって総合的に検討する必要があります。
そのため、当社のような塗装の専門家に依頼していただくことをおすすめします。

続いて、機能面から考えてみましょう。
塗料の開発によって油性と水性のどちらも価格や性能において違いをあまりを見なくなりました。

そのため、強烈な臭いがする油性塗料の使用は避けた方が良いのではないかと考える方も出てくるでしょう。
その考えは間違っていませんが、実際の所は耐久性や防汚性などの機能面で優れているのは油性塗料の方なのです。

油性も水性も耐用年数は同じですが、仕上がりがツヤっぽくなる油性塗料の方が汚れにくいです。
最後に、人体や環境への影響を考えてみましょう。

ご家庭に妊婦や赤ちゃんがいる場合は、油性塗料の使用を避ける必要があります。
なぜなら、シンナーを含まれる吸い込むと胎児や乳児の成長に悪影響を及ぼす恐れがあるからです。
また、油性塗料は塗装中にシンナーの臭いを発生させるため、近隣への配慮が必要です。

□まとめ

この記事では、油性塗料と水性塗料の違いについて紹介しました。
油性塗料は塗料の希釈に有機溶剤を、水性塗料は水を使用します。
どちらの塗料にもメリットやデメリットがあり、どちらかがダメということはありません。
住まいに最適な塗料を選ぶには、ご自身やご家族の要望や住まいの状況に合ったものを選ぶことが重要です。
ぜひ今回紹介した内容を参考にして、塗料選びを成功させてくださいね。
福井で外壁塗装をお考えの方で、塗装に関する疑問点や不明な点がありましたら、当社までお気軽にご相談ください。

ABOUT US
panse
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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