福井で外壁塗装を検討中の方へ!塗料の乾燥時間について解説します!

福井で外壁塗装を検討していて、塗料がどれくらいで乾燥するのか気になっている方はいませんか?
乾燥の時期をある程度把握しておかないと、塗料が乾いていないときに触ってしまい外壁の劣化につながることもあります。
そこで今回は外壁塗装の塗料が乾燥するのに、どれくらいの時間がかかるのかを解説します。

□塗料の乾燥時間について

塗料の乾燥時間とは下塗りが終わって2回目の塗装をするまでの間と2回目が終わって3回目の塗装をするまでの間の塗料を乾かすための時間のことです。
乾燥したかどうかの判断基準は指でこすったときに、塗膜にしわができたり、めくれたりしないことです。

塗料は乾燥しないと完成したとは言えないので、徹底的に乾燥させて塗膜を強固にする必要があります。
十分に決められた乾燥時間を確保しなければ、すぐに外壁からはがれる原因になるのできちんと守りましょう。

□塗装が終わってから乾燥するまでの流れと乾燥中に気をつけるポイント

*乾燥するまでの流れ

塗料が完成するまでにはいくつかの流れがあるので以下で説明します。

まずは指触乾燥です。
塗り終わってから1~2時間しか経っておらず、指で塗膜に軽く触ったときに指に塗料がつかない状態のことです。

次に半硬化乾燥です。
指触乾燥よりも少し強く塗膜をこすったときに、塗膜に指紋が跡がつかない状態で、この状態になるまでに数時間から翌日までかかるでしょう。

そのあとは硬化乾燥です。
塗膜を指で強く押しても指紋が塗膜につかない状態で、塗膜の内部の乾燥がほぼ終了している状態です。
この状態になるまでに約1週間かかります。

最後に完全乾燥です。
塗膜の内部の乾燥が完全に終わった状態で、この状態になるまでに約2週間かかるでしょう。

通常であれば2週間程度で完全に乾燥しますが、気温や湿度、天気によって乾燥時間が変化します。
湿度が低く気温が高いときには乾燥が早くなり、一方で湿度が高く気温が低いと乾燥が遅くなるでしょう。

そのため夏や晴れているときに乾燥時間が短くなり、梅雨の時期や冬に乾燥時間が長くなります。
夏は乾くのは早いですが雨も降りやすいので、気温と天気が安定している春や秋が塗装の時期には適しています。
また冬や梅雨の時期に5度以下のときや湿度が高すぎるときは外壁塗装ができないため、塗装工事自体も延長してしまいます。

塗料の乾燥時間は、塗料の種類が大きく影響し、溶剤塗料は水性塗料よりも乾燥時間が短いです。
その理由は水性塗料は乾燥速度に水分の蒸発の過程が影響するので、冬で低温の場合には蒸発が進まず乾燥が遅くなることがあるからです。

溶剤塗料は早く乾きますが、引火する危険があることと環境に悪い影響を与えることなどのデメリットももっています。
乾燥時間を重視して選ぶなら溶剤塗料ですが、他の環境面や安全を重視するなら水性塗料を選びましょう。

*乾燥中に注意するポイント
・できる限り触らない

指で乾燥を確かめるような行為はやめましょう。
指で触ってみて、指に塗料がつかなかったからといってベタベタ触っているとしわができたり、はがれたりしてしまいます。
完全に内部まで乾燥するまでには長い時間かかるので、自分の感覚で確認したいのは分かりますが乾くまで大人しく待ちましょう。

・ものを立てかけない
触らないことと意味合いは同じですが、塗装した外壁にバケツや傘などを立てかけるのはやめましょう。
弾性塗料を使用しているときに、ビニール傘やゴム状のグリップが外壁に触れているときに成分同士が反応しくっつくことで、塗膜がはがれることがあります。

塗料が乾いてしばらく経ってからでも、ものを立てかけると塗膜がはがれる可能性があるため、1年程度は柔らかい素材を外壁に触れさせないようにしましょう。

・きちんと確認する
乾燥時間の違いや塗料中の状態変化など塗料や環境によって特徴が異なるので注意すべき事柄はさまざまです。

乾燥中に異常が出たと勘違いして、塗膜を触ってしまったり、ついた汚れをとってしまい塗膜がはがれることが起こる可能性があります。
塗装工事の前の打ち合わせでは工事の内容や流れの説明がほとんどなので、乾燥時間に関する説明をこちら側から聞いておくようにしましょう。

・ピンホールを見つけたら要注意
乾いたあとでピンホールという塗膜部分に小さな穴のが生じているのを見つけたら注意が必要です。
ピンホールは乾燥途中の塗膜に気泡ができて、気泡が割れたあとに空洞部分が残ってしまうことで生じます。

ピンホールが多いと、見栄えに悪影響を与えるだけでなく内側部分に雨などの外からの物質が入ってくることで塗料がはがれやすくなったり、外壁の劣化をもたらしたりします。
ピンホールができないように住民側も意識して生活する必要があるので、施工業者に聞いておきましょう。

□まとめ

今回は外壁塗装の塗料が乾燥するのにどれくらいの時間がかかるのかについて解説しました。
塗料は完全に乾くまで乾燥とは言えないので、乾燥途中に不要なことをしないようにしましょう。
外壁塗装を行うときに乾燥時間のことを気になったら、是非今回の記事を参考にしてみてください。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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