福井に住んでいて外壁塗装を検討していて、塗料に何を使うか悩んでいるという方はいませんか？
塗料には耐用年数があり、適切な塗料を選ばないとすぐにはがれ落ちて、塗り直しとなる可能性があります。
そこで今回は外壁塗装で使われる塗料の耐用年数について解説します。
□外壁塗装で使われる塗料の耐用年数
＊外壁塗装には2種類ある
外壁塗装にはどれくらいの期間まで使えるかという耐用年数があり、塗料の耐用年数と建物の耐用年数の2つに分かれています。
塗料の耐用年数は各塗料メーカーが各々で作った塗料が、塗装後からどれだけ耐久性があるかを示したものです。
一方で建物の耐用年数は国税庁が建築材ごとの建物の寿命を発表したものです。
建物の耐用年数は良質なメンテナンスが行われたうえでの寿命だということを把握しておきましょう。
＊外壁材と相性の良い塗料は耐用年数も長い
同じ塗料を使っていても、外壁材が窯業系サイディングボードか金属系サイディングボードか、モルタル壁かなど相性によって耐用年数が変化します。
塗料が外壁材と相性がよければ耐用年数は長引き、一方で相性が悪ければ塗膜がはがれたり、ひび割れを起こしたりなど耐用年数が短くなります。
＊施工ルールを守らなければ耐用年数は短くなる
旧塗料をしっかりと落とす作業や、高圧洗浄、外壁を整える作業をするかどうかで耐用年数まで外壁を保てるかどうかが変わってきます。
耐用年数に非常に大きく影響するため、塗装業者の見積もりに入っているかを確認しましょう。
□耐用年数の長い塗料とは
耐用年数が長い塗料には無機塗料、フッ素塗料、光触媒の3つがあります。
無機塗料は塗料の原料にガラスやレンガなどの無機物が配合された塗料で、塗料が劣化する原因の紫外線の影響を受けづらいため耐用年数が20~25年と最も長いです。
また完全な無機物では硬すぎて塗料にならないため、有機物も含まれています。
耐用年数が長い分、単価も高く平方メートルあたり5000~5500円です。
フッ素塗料と光触媒は耐用年数は15~20年で、単価はフッ素塗料が平方メートルあたり3800~4800円、光触媒が平方メートルあたり4200~5000円と無機塗料ほどではありませんが十分高いです。
塗料を選ぶときは屋根やシーリングなどの他の部位の耐用年数も考慮する必要があります。
木造住宅の耐用年数は22年とされているため、外壁の耐用年数で無機塗料などの22年を超えるようなものを使っても意味がありません。
外壁だけ耐用年数が長くても、結局他の部位が短いと改修工事を行うことになるので注意しましょう。
□メンテナンス次第で耐用年数は伸びること
外壁塗装の耐用年数を伸ばすためには以下の2つのメンテナンスを行うと良いです。
1つ目に外壁の掃除と手入れをしましょう。
カビといった汚れをしばらく放置しておくと、外壁に広がってしまいます。
汚れは放置せずに、気付いたらすぐに柔らかいスポンジなどを使い洗い落としましょう。
洗うときは外壁専用の洗剤を使うのがおすすめです。
2つ目に外壁の周囲のメンテナンスをしましょう。
外壁が日陰側でカビが生えやすい、汚れやすい環境になっている場合は汚れの原因となるものを取りのぞくと外壁塗装の耐用年数を伸ばせます。
□工事のときに耐用年数を長く保つためのポイント
耐用年数を長く保つための工事には以下の4つのポイントがあります。
1つ目は環境を知ることです。
住まいの立地や地域によって耐用年数が変わるため、住まいの環境を知る必要があります。
湿度の高い地域では風通しを良くするだけでも耐用年数が変わるので覚えておきましょう。
2つ目は塗料にこだわることです。
塗料は耐用年数が長い方が良いですが、長くなるにつれてコストが上がってしまいます。
そのためコストパフォーマンスを重視して、シリコン系塗料やラジカル系塗料を選ぶ人が多いです。
外壁との相性も考慮して選択しましょう。
3つ目は丁寧な外壁塗装工事をすることです。
業者によっては規定の塗布量を塗らずに薄めて塗装することで、すぐはげてしまう原因になります。
塗装の適切な単価を把握したうえで、丁寧に塗装をする業者を見つけましょう。
4つ目は3回塗り以上の塗装をしてもらうことです。
外壁塗装の塗る回数は通常は3回だと言われています。
最低限の回数が3回だと言われているため4~5回塗れば、より丈夫な塗膜が形成されて耐用年数が高くなります。
塗る回数の増加にともなってコストも上がるので、耐用年数とコストのどちらを選ぶか決めましょう。
□まとめ
今回は外壁塗装で使われる塗料の耐用年数について解説しました。
住まいの立地や外壁との相性を考慮して塗料を選ぶことで、コストを抑えながらも適切な塗装ができます。
塗装の終了後もメンテナンスを行いながら、耐用年数を長く保つ努力が必要です。
外壁塗装を検討している方は、是非今回の記事を参考にしてみてください。
