[福井の外壁塗装のプロが教えます]DIYで外壁を美しく仕上げる方法って?

「そろそろ外壁塗装をしたいけど、DIYできれいに仕上げられるだろうか?」
「DIYで外壁塗装をしたいけど、何から始めればいいのか分からない」
あなたもこのようなお悩みをお持ちではありませんか?
業者に頼んでしまえば楽ですが、自分で塗装をしたいという方も多いと思います。
でもいざ始めるとなると何から始めればいいか分からないという方や、失敗するのは嫌だから正しい手順を知りたいという方も多いと思います。
そこで今回は、DIYで外壁塗装を行う手順と、美しく外壁を仕上げる方法をご紹介します。

□DIYでの外壁塗装の手順

最初に外壁塗装はどのような順番で行うものなのか一緒に見ていきましょう。
長く持ちこたえてくれる外壁塗装を行うためにはまず、正しい順番で作業を行う必要があります。
きちんとした手順を踏まないと1年と経たずに塗装がはがれてくることもあります。
そうなるとまた塗装し直すのは面倒なので、以下の手順をしっかりと守りましょう。

*STEP1:古くなった塗膜をはがす・洗浄する

塗装をより長持ちさせるためには、まずは古い塗膜をはがし、洗浄することが大事です。
塗膜とは、外壁に塗った塗料が乾燥して固まり、膜状になったもののことです。
これが建物を保護し、雨や紫外線、熱などから家を守ってくれます。
新しく塗装をするとき、コケやカビが残っているとせっかく塗料を塗ったとしてもすぐにはがれてしまうので、洗浄機を使って隅々まできれいにしておきましょう。

*STEP2:養生をする

養生とは、塗装する以外のところに塗料がかからないようにシートなどで被うことを言います。
一部だけ塗装する場合はもちろん、全体的に外壁塗装をしたい場合も、そばにある自転車や車などに塗料がかかってしまわないように養生シートを必ずかけましょう。

*STEP3:下地の補修をしておく

この補修工程は、外壁を長持ちさせるには欠かせない工程です。
外壁塗装をしようとしたときに、外壁にひび割れなどの劣化が見られたらこの工程を忘れてはいけません。
ひび割れは、合成樹脂や合成ゴムののり状の材料である「シーリング材」と呼ばれるものを使って補修をします。
ひび割れしている部分を塗料で隠しても意味はないので、きちんと補修を行ってから塗装の作業に移りましょう。

*STEP4:下塗りをする

補修が終わったらようやく塗りに入ります。
下塗りは、このあと行う中塗りや上塗りとの密着度を高めるために行う工程です。
お化粧をするときの下地のようなものですね。
材料は「シーラー」と呼ばれる接着塗料を用います。
はじめて塗装をする外壁の場合は、塗料を吸い込みすぎることがあるので「フィラー」と呼ばれる粘土が低い塗料を使うと良いでしょう。
おすすめは水性の塗料です。
臭いがきつくなく体への負担が少ないので、はじめてでも扱いやすいです。
基本的にはローラーを用いて塗っていくことになりますが、細かい部分は先に刷毛を使って塗装するとやりやすいです。

*STEP5:中塗り・上塗りをする

下塗りが終わったら、中塗りと上塗りをしていきます。
中塗りは塗料に厚みを付けて耐久性を高める役割があります。
作業方法は下塗りと同様で、ローラーで広い部分を塗りつつ、細かい部分は刷毛を使って塗装していきましょう。
最後の上塗りは、塗り残しやムラが出ないように塗っていきます。
隅や角の部分は塗り残しが発生しやすいので、先に塗っておくと楽です。
中塗りも上塗りも、前の塗料が乾ききっているかどうかちゃんと確認してから塗るようにしましょう。
前の塗料が乾燥していないまま塗ってしまうと、塗膜にしわやムラができてしまう恐れがあります。

以上が塗装をする手順です。
すべての工程を終わらせるのに1日も休みなく作業すると考えれば30日程度で終わります。
平日はお仕事でお忙しいと思いますので、最低でも3か月ぐらいかかると思ってスケジュール管理をしておきましょう。

□より美しく外壁を仕上げるポイント

*「下塗り不要」という塗料は買わない

ホームセンターで「下塗り不要、これ一つで大丈夫!」という表記の塗料を必ず見かけるかと思います。
「楽そうでいいな」と思うかもしれませんが、きれいに仕上げるにはあまりおすすめできません。
なぜなら、一回で塗装を済ませると塗膜がどうしても薄くなってしまいますし、塗膜の層も少なくなり、熱さや雨などのダメージを受けやすくなってしまうからです。
そのため、時間はかかってしまいますが、外壁を少しでもきれいに保つためには塗装を3回以上は行うようにしましょう。

*焦らないこと

「当たり前のことでしょ?」と心得ている方がほとんどだと思いますが、作業は丁寧に焦らず進めていきましょう。
焦って無理をすると、足場を踏み外して怪我をするかもしれませんし、本業に支障でも出たら大変です。
さらに塗装は天候にも左右されますから、雨が続いたり寒い日が続いたりしたら作業は当然遅れてしまうでしょう。
乾燥がきちんとできていないまま作業を進めると仕上がりにも悪影響が出てしまうので、焦らず丁寧に塗装をしましょう。

□まとめ

今回は、DIYで外壁塗装をする手順と方法をご紹介しました。
DIYは何よりも自分のペースでできますし、塗装するときもたのしく作業できるのがいいところですよね。
美しく仕上げるためにも今回の記事を参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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ABOUT US
panse
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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