福井県で外壁塗装工事を検討している方へ!塗料の水性と油性の違いとは?

外壁塗装を考えているが、塗料の種類がありすぎて何がどのように良いのかよくわからないですよね。
今回の記事では水性と油性という大きなくくりで分けてそれぞれの特徴、それぞれのメリットやデメリットについて見ていきたいと思います。
福井で外壁塗装をお考えの方は是非参考にしてみてください。

□塗料には水性と油性がある
既に塗料には水性と油性があるということを述べました。
水で溶かして使うかシンナーなどの溶剤で溶かして使う塗料かという違いがあります。
水性と油性、それぞれの特徴を見る前に外壁塗装の塗料についてもう少し詳しく見ていきましょう。
塗料は水性か油性かの以前に大きく6種類に分けることができ、それぞれ値段や耐用年数に違いがあります。
もっとも安価で、耐用年数が4年という低さのアクリル系塗料から、耐用年数が約20年と非常に長いがその分費用も掛かる光触媒塗料など様々です。
費用と耐用年数を考えたときに最もコスパが良いとされるシリコン系塗料で、ほとんどの家がこの塗料で塗装されています。
外壁塗装の塗料は液体で薄めたり溶かしたりした後で塗装し、乾かす過程で溶かした液体を蒸発させて壁に密着させており、このときに水で塗料を溶かすのが水性塗料、シンナーなどの溶剤で溶かすのが油性塗料です。
もう少し踏み込んだ話をすると、塗料は色の元である顔料、塗膜の元である樹脂、樹脂を固める成分である硬化剤、塗りやすくする成分である添加物、そして溶剤の5つの構成要素からなっており、水やシンナーはこの溶剤の部分に該当します。
それぞれの違いがわかったところで、特徴について見ていきましょう。

*水性塗料について
VOC削減に向けた開発の中で生まれたのが水性塗料です。
VOCとはVolatile Organic Compoundsの略で、揮発性有機化合物という意味です。
人体や環境に悪影響を及ぼすという理由から世界的にVOCの削減が推進されているのをご存知でしょうか。
水性塗料は文字通り水を使い、比較的シンナーの量が減るのでVOC削減に繋がります。
「シンナーが使われていないため、ニオイが無く安全」と思われがちですが実際には塗料を安定させるために少量のVOCが混入されています。
ニオイが無いわけでは無いので使用する際は換気を忘れないようにしなければいけません。

*油性塗料について
油性塗料に使われるており、ニオイを吸うだけでも人体に悪影響を及ぼす危険なシンナーなどの有機溶剤は現在2種類あります。
かつては強溶剤の1種類でした。
可能な限り、人や環境に有害な強溶剤を使わないようにしようということで、弱溶剤が開発されました。
弱溶剤は強溶剤と比べるとニオイも少なく人体や環境への影響も少ないです。

□それぞれのメリットとデメリットとは
水性と油性の違いについて簡単に見てきました。
ここからはそれぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
油性塗料のメリットは「長持ちする傾向にある」「汚れが付かない時期が長く、ツヤを維持しやすい」「低温でも乾燥しやすい」などです。
デメリットは、「ニオイが強い」「価格が少し高い」ことがあげられます。
水性塗料のメリットは「ニオイが油性と比べて少ない」「住む人の害、近隣住民の迷惑になりにくい」「価格が少し安い」などです。
こちらも同様にデメリットが存在し、「油性よりも寿命が短い」「対応できない下地が多い」「ツヤが落ちやすい」などがあり、どっちが優れていると簡単には言えないでしょう。
最近では水性塗料が求められているという時代の流れもあり、メーカーは水性の開発の方により力を注いでいます。
そのため水性と油性の間の価格や性能の差は無くなりつつあります。
水性ではまだ対応できない下地がありますが、今後開発が進みどんな下地にも対応でき、ニオイが目立たない塗装が実現する日は近いかもしれません。
どちらも差が無くなりつつあると述べましたが、最後にそれぞれを選ぶ判断材料を紹介したいと思います。
価格や性能が似てきたといっても、耐久性や防汚性は依然として油性塗料の方が上と言えます。
水性と油性の光沢保持の違いを調べる実験があり、その実験では「セラタイトF」と「水性セラタイとF」が対象になっており、どちらもフッ素系でグレードは同じなのですが実験によると約5000時間で光沢保持率に少し差が出ていました。
耐用年数の目安が同じ数字を表していても、ツヤがある方が汚れにくかったり紫外線へのダメージ耐性が高かったりします。
そのためツヤの出やすい油性の方が耐久性という点で優れていると言えるでしょう。
人体や環境を考えるのであればやはり水性塗料に軍配が上がります。
シンナーを使用する油性塗料ではニオイがきつく、塗装後もしばらくはニオイを我慢して生活しなければなりません。
家の中に赤ちゃんや妊婦さんがおり、別場所で待機などが難しい場合は水性塗料を使わざるをえないでしょう。

□まとめ
水性塗料と油性塗料のそれぞれの特徴とメリット、デメリットについて見てきました。
それぞれにメリットとデメリットがあり、本人が何を重視するかでどちらが適しているのか変わってきます。
今回の記事が塗装選びの参考になれば幸いです。
福井で外壁塗装にお悩みの方は是非当社にご相談ください。

ABOUT US
panse
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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