外壁塗装がペットに影響がある事、ご存じでしたか。
今回は、
外壁塗装がペットにとってどのような影響があり、どう対応したら良いかをお話します。
塗装をする前に必ず読んでいただき、準備をしておきましょうね。
ブックマークしておけば、必要なときにすぐ確認出来ますよ。
□外壁塗装がペットに及ぼす3つの影響
外壁塗装の際にペットに悪影響を及ぼす可能性があるものは、主に3つあります。
ひとつずつお伝えしましょう。
1つ目は、騒音です。
外壁塗装には、大きな音が発生する作業がいくつかあります。
例えば、足場の組み立てや解体、高圧洗浄機の音です。
動物にとってこれらの大きな物音はストレスの原因のため、騒音が発生する期間はできるだけ近づけさせないようにしましょう。
2つ目は、塗料の成分です。
塗料には刺激臭がありますが、そのにおいの正体は、シンナーの有機溶剤といったものが気体となったものです。
シンナーに含まれている物質は光化学スモックの原因でもある物質です。
そのため、ペットには大変有害な成分でしょう。
もしこのにおいをペットが嗅いでしまうと、食欲不振や嘔吐、アレルギー症状を引き起こす恐れがあります。
においを嗅ぐだけでも十分危険ですが、もしこれを誤って舐めてしまった場合、最悪の場合命を落としてしまうかもしれません。
最近の塗装用塗料ではシンナーが含まれる塗料の使用は減ってきてはいますが、こちらの塗料を使用している会社もあるため、注意が必要です。
3つ目は、エアコンです。
塗装工事では養生作業といったものがあり、それを行うためには窓やエアコンをカバーで覆わなくてはいけません。
ペットによってはエアコンで温度管理をしている子もいるため、エアコンが使えなくなってしまうのは危険だと言えるでしょう。
□外壁塗装の前にするべき2つの準備
外壁塗装する前にすべきことは、主に2つあります。
1つ目は、ケージや小屋の場所を変えることです。
例えば、家の出入り口や塗装する場所の近くでは、塗装会社のトラックが出入りし、足場を設置しようとするため、人の出入りが多いです。
そういった環境はペットにストレスを与えてしまうため、なるべくケージや小屋は人通りが少ない静かな場所へ移動させておきましょう。
2つ目は、外壁塗装の時期を考慮することです。
ペットにとって、大きな物音やにおいが危険ならば、その負担を減らさなくてはいけません。
そのためにできることは臭いの発生がなるべく少ない、気候の安定した時期を選ぶことです。
春や秋はエアコンを掛ける必要もなく、室内も快適であるので安心でしょう。
意外にも冬場は乾燥に時間がかかるため臭いの発生が非常に少ないです。
そして寒いので窓を開ける機会も少ないためペットにとっては非常に負担が少ない時期です。
□工事中に考えるべき3つの対策
外壁塗装の工事中に、ペットのためにできることは3つあります。
1つ目は、できるだけペットと一緒にいてあげることです。
犬であった場合、外壁塗装中は見慣れない会社の方や工事の物音に反応して、吠えてしまうことがあります。
それがすぐにおさまれば良いのですが、ずっと吠え続けていた場合、近隣へ迷惑がかかり、作業を中断しなければいけないこともあるでしょう。
また、外壁塗装の影響で、ペットにいつもとは異なる状態があらわれてしまう場合もあります。その際に飼い主がいればすぐ対処できますが、もしいなかった場合対応が遅れてペットの状態が悪化してしまうでしょう。
そのようなことが起こらないためにも、できるだけそばにいるようにしておくのが良いです。
2つ目は、昼間の工事中は外出することです。
特に大きな物音がする「足場の設置」「高圧洗浄」「足場の解体」や、においがする「下塗り」や「中塗り・上塗り」はペットと一緒に外へ出かけて体への影響を少なくしてあげましょう。
3つ目は、塗装中にペットを預けることです。
外壁塗装の期間中は、家族や親戚、友達の家やペットホテルに自分のペットを預けるのも得策です。
家にいなければ外壁塗装の影響を受けることも無いため、こちらが最も有効な対策方法だと言えるでしょう。
しかし、外壁塗装の期間はおよそ1~4週間と、ペットによっては長く感じてしまうかもしれません。
長い期間、別の場所に預けられることに強いストレスを感じるペットの場合は、大きな音やにおいの期間だけでも預ける、といった方法でも良いでしょう。
□ペットに優しい塗料を紹介
ペットにやさしい塗料とは結局、人にとってもやさしいものです。
大きく2つをご紹介しましょう。
まずは自然塗料です。
名前の通り、自然の成分で作られている塗料のこと。なめても大丈夫なものも存在します。
臭いも少ないものが多いので塗装していても不快な思いをする事がありません。
もうひとつは水性塗料です。
こちらは自然のものではありませんが、臭いも少ないです。
以前の水性塗料は耐久性に難がありましたが、
現在では塗装のメインは水性塗料となっています。
ペットは家族の一員です。
ペットにも気遣いを忘れない、安心出来る地元の専門家に外壁塗装は相談しましょう。