「外壁塗装をするときの高圧洗浄って何をするのだろう?」
「高圧洗浄での注意点はあるの?」
あなたもこのような疑問をもったことはありませんか?
今回は、外壁塗装の高圧洗浄についてよく知らないという方のためにも、高圧洗浄とは一体何なのか、高圧洗浄における注意点は何なのか、という疑問に答えていきます。

□そもそも高圧洗浄って何?
高圧洗浄は外壁工事を行う前の欠かせない工程です。
簡単に言えば、高圧洗浄機という機械を用いて外壁についたカビやコケなどの汚れを落としていく作業のことです。
外壁の汚れを手作業で落としていくのは至難の業なので、高圧洗浄機を用いて、高圧の水の力で汚れを落とします。
*高圧洗浄はなぜ必要なのか?
「高圧洗浄って本当に必要なの?」
と思う方もいらっしゃるかと思いますが、高圧洗浄なしに外壁塗装は進められないのです。
高圧洗浄は以下の2つの理由から必要とされています。
・理由その1:外観をきれいにするため
1つ目の理由は、外観をきれいにして、外壁塗装を行う準備をするためです。
高圧洗浄機は、人に向ければ殺傷能力もあるほど強力な水圧をもちます。
この強力な水圧によって、外壁の汚れを目で見てわかるくらい落とせます。
駐車場のコンクリート部分など、汚れが目立つ場所に使用すると見違えるようにきれいになります。
・理由その2:塗料をはがれにくくするため
2つ目の理由は、塗料をよく密着させるためです。
外壁に汚れを残したまま塗装を進めてしまうと、塗料がすぐはがれてしまったり、耐久性が低くなったりする原因になります。
そのため洗浄機でクリーニングをすることで、塗装できる状態まで整えていく必要があるのです。
*どんな種類があるの?
汚れの状態によって、同じ高圧洗浄でも適切な洗浄方法が異なることがあります。
高圧洗浄の種類は主に以下の3種類に分けられます。
・ストレート噴射
これは水が真っすぐ噴射されるタイプで、一般的な外壁でよく使用されます。
基本的には外壁専門として用いられる噴射タイプです。
・トルネード噴射
高圧洗浄は外壁だけではなく、屋根を洗浄する際にも使われます。
このトルネード噴射は、基本的に屋根に使われますが、場合によっては外壁に使われることもあります。
このトルネード噴射は、ストレート噴射よりも強力な圧で水を噴射できるので、外壁の状態次第では、壁を傷つけてしまいかねません。
外壁に使用するときは水圧の加減を調整しつつ、外壁の様子を見ながら洗浄する必要があります。
ストレート噴射と比べると水が飛散しにくいのが特徴で、屋根の洗浄をしているときに近所の家に飛び散る心配が少なく安心です。
・バイオ洗浄
バイオ洗浄は、高圧洗浄の種類の中でも特殊な方法で、汚れているところにバイオ洗浄剤という洗浄剤を塗り、時間をおいてから洗浄する方法のことを言います。
外壁は絶えず雨風にさらされているので、時間が経つごとにカビで外壁が黒色や緑色に変色するのです。
通常は高圧洗浄でカビやコケを落とすのですが、壁にデコボコがあると高圧洗浄だけでは完全に落ち切らない場合があります。
そのような場合はバイオ洗浄の出番というわけです。
カビが根深く発生している場所があるときは、この方法でクリーニングをしましょう。
□高圧洗浄をするときの注意点5つ
*注意点その1:騒音による近所迷惑
どうしても高圧洗浄機は騒音がします。
作業中は防ぎようがないので、工事前に「これから外壁塗装の工事をするので、足場を組んだり、洗浄機の音がうるさくなったりするかと思いますが申し訳ございません」と近所の方に一言ご挨拶をしてから作業をしましょう。
*注意点その2:風が強くなく、晴れた日を選んで行う
せっかく時間をかけて洗浄したとしても、風の強い日に作業をするとまた汚れがついてしまう可能性があります。
そういった心配がないように、晴れていて風の少ない日に作業をしましょう。
もちろん、梅雨のシーズンも避けましょう。
*注意点その3:通気口の位置に注意
洗浄中にあやまって通気口に水を入れると、室内に水が入ってしまうので注意しましょう。
*注意点その4:シーリング部分は水圧に弱い
シーリングとは、壁と壁の間をつなぐゴムのような箇所です。
この部分は水圧にとても弱いので、十分注意しながらやさしく洗いましょう。
*注意点その5:業者に頼んだときの費用
これはあくまでも業者に依頼したときの注意点になりますが、見積もりを出してもらったときに、高圧洗浄の値段が10万円もかかっていたら、その業者は信用できませんので、契約しない方がいいでしょう。
どんなに高く見積もっても、普通の戸建てに住んでいるのであれば高圧洗浄は5万円ほどで済むはずです。
□まとめ
今回は高圧洗浄そのものについて、さらに注意点は何なのかをご紹介しましたが、ご参考になりましたでしょうか?
施工していく前には、必ず準備段階として高圧洗浄が必要になってきます。
自分で行うときも、業者に依頼するときも今回の注意点を頭に入れておくと役に立つかもせれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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