・福井の皆様、こんにちは。
福井鯖江で施工実績ナンバーワンの外壁塗装屋根塗装専門店ペイントパンセの塗装職人、
石津佳和です。
この記事は塗装職人の私、石津佳和が責任をもって書かせて頂きました。
工事は信頼と実績、そして建築士と建築施工管理技士、塗装技能士が在籍している地元のお店、
ペイントパンセへご依頼くださいね♡
社ではお客様のご要望に最適な外壁塗装をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
外壁塗装を行う際、大切になるのが塗料の種類です。
塗料は素材の違いによって、質感、耐久性、そして価格にそれぞれ違いがあります。
その違いを理解した上で塗料を選ばなければ、後悔することになってしまいます。
「外壁が劣化してきて、そろそろ外壁塗装がしたい」とお考えの方に塗料の違いと選び方を説明しますので、ぜひ参考にしてください。
□塗料の材料はどのようなものがある?
塗料の材料には主に顔料、合成樹脂、希釈剤、そして添加物の4種類があり、1つの塗料は、その4種類の材料によって構成されています。
顔料は塗料の色付けに用いられるものです。
塗料に顔料を混ぜて塗装することで、色素が壁の表面に定着し、外壁に色がつきます。
合成樹脂は、人工的に作られた高分子化合物でできている物質です。
シリコンやフッ素という名前は皆さんも一度は聞いたことがあるはず。
この合成樹脂は塗料の「持ち」、つまり耐久性を左右する、非常に重要な材料です。
顔料と合成樹脂だけではドロドロして塗装が難しいので、希釈剤も混ぜます。
希釈剤はその名の通り塗料を薄めるもので、「薄め液」と説明されることもあります。
塗料にはボールペンなどと同じように、水性のものと油性のものがありますが、水性塗料には水が、油性塗料にはシンナーがそれぞれ希釈剤として用いられます。
そして、最後に添加物。
防腐剤や乾燥剤、艶消しなどがこれにあたります。
塗料の機能を補うために用いられる、サプリメントのようなものです。
□福井県にお住まいの方に塗料の種類やその特徴を比較してご紹介!
塗料の種類は基本的に、合成樹脂の種類によって決まります。
近年で最もスタンダードな塗料は、シリコン塗料です。
値段と耐久性のバランスが良い、いわゆる「コストパフォーマンスが良い」塗料になっています。
スタンダードで、広く使われている塗料ですから、その分価格も抑えられています。
また、色のバリエーションも豊富で、お客様の希望にあった外壁を作れます。
そして、シリコンには親水性があり、後に紹介するウレタン塗料よりも汚れにくいです。
外壁にはどうしても空気中のほこりが付着してしまいますが、親水性があるため、雨水が汚れを流してくれます。
ただ、シリコン塗料は残念ながら塗膜の伸び縮みが少ないため、寒暖差などによってひび割れてしまう可能性が他の塗料に比べて高くなります。
シリコン塗料が普及する前にスタンダードだったものがウレタンです。
シリコン塗料よりも安価であることがウレタン塗料の魅力の1つです。
密着性があって伸びが良いことから、施工がしやすく、ひび割れもしにくいというメリットもあります。
しかし、残念ながら耐久性や防汚性は他のものに比べて劣ります。
最近は外壁に使われることは少なくなり、雨どいや手すりといった部分に使われることが多くなっています。
特殊塗料というものもあります。
耳馴染みのない言葉だと思いますが、近年高い技術を背景に開発された、高耐久、高機能、高価格の塗料を指します。
「お金のかかるものは、うちには関係ない」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、特殊塗料は耐久性に優れているため、何度も外壁のメンテナンスを行う必要がありません。
つまり、今の家にこれからずっと住んでいたいという方にとっては、むしろコストは安く済む可能性もあります。
特殊塗料の1つである防水塗料は、高い耐久性を最大の特徴とし、伸縮性にも優れているため、ヒビが入ってもそれをカバーしてくれます。
一方で、不純物が少しでも入るだけで機能が落ちるというデリケートな部分や、素材自体に粘り気があるため施工しにくいという欠点も存在します。
フッ素塗料というものもあります。
テフロン加工がなされたフライパンをイメージすると分かりやすいかも知れません。
やはり耐久性に優れていて、撥水性もあり、汚れが明らかに付きにくいことが特徴です。
ただ、汚れもつきにくいですが、塗料もくっつきにくく、外壁を新しく塗り替えたいと思っても塗料がくっつかないという事態になりかねません。
「定期的に塗り替えたい」という方は、避けた方が良いでしょう。
□外壁塗装の工法について
塗装工法には、刷毛、ローラー、吹き付けがあります。
刷毛は小さな筆のようなものであり、仕上げや微調整といった、細かい部分の塗装に使われるものです。
広い面を一気に塗装するのには向きません。
ローラーは、部屋にある「コロコロ」と同じで、コロコロ転がしながら塗装するものです。
刷毛とは真逆であり、広い面を一気に塗装するのに役立つものですが、その形から、どうしても隅のあたりや細かい部分の塗装には向きません。
吹き付けは塗料を機械に入れて吹き付ける工法です。
こちらも広い面を一気に塗装できますが、塗料が飛び散ったり、塗り残しが発生したりするため、気をつけて塗装する必要があります。
実は、塗装だけでなく、張り替えという方法もあります。
サイディングボードと呼ばれる、外壁に貼れるように作られたボードを取り付けるものです。
塗装する必要がなく、すぐに出来上がったものをくっつけるだけなので、工期も短くて済みます。
また、様々な種類があるため、家の印象をガラッと変えられます。
□塗料には性能を付加できる?
塗料は塗装面を着色する、保護するものですが、それ以外にも機能を付加できます。
まずは遮熱機能。
太陽光を吸収せず、反射することで、室温を下げられます。
遮熱機能を備えた塗料を塗装することで、エアコンの電力消費量が減って省エネにも繋がるので、自治体から補助金が受け取れる場合もあります。
しかし、遮熱機能のある塗料には、残念ながら、断熱機能はありません。
断熱機能のある塗料であれば、暑さにも寒さにも働きかけられますが、その分、遮熱機能よりは高価になります。
弾性機能がある素材は、ひび割れや地震などの振動に強く、防水性も高いです。
ただし、湿気を溜めやすいというデメリットもあります。
親水性がある塗料は、外壁に付着した汚れをそのまま洗い流してくれます。
光触媒の機能がある塗料は、太陽光で表面の汚れを分解する上、コロナウイルスなどのウイルスや細菌にも効果を発揮します。
□外壁塗装の塗料を選ぶポイントとは?
外壁には、サイディング、モルタルなどの様々な種類があります。
外壁と塗料の種類によって、相性の良し悪しがあるため、適切な組み合わせにしなければなりません。
例えば、弾性の塗料とモルタル外壁は相性が良いですが、サイディングの場合は断熱作用で表面温度が上がってしまい、塗料が溶けやすくなります。
住宅の外壁と相性の良い塗料をご提案しますので、お気軽にお尋ねください。
また、耐久性と価格のバランス、つまり「コスパ」も非常に重要です。
一番安いアクリル塗料と無機塗料には3〜4倍ほど価格に開きがありますが、アクリル塗料の持ちが5年ほどなのに対し、無機塗料は20年ほど持ちます。
「今の自宅にあと何年ほど住むのか」「予算はどの程度か」に合わせて考えていく必要があります。
そして、外壁塗装では塗料によって自治体から助成金が受け取れる場合があります。
そのため、自治体から助成金が受け取れるかどうかも、重要な判断基準の1つになります。
□まとめ
福井県で外壁塗装をお考えの方に、塗料について比較してご説明しました。
塗料の種類、相性などは難しい話ですが、非常に重要ですので、専門家の話を聞くことが大切です。
何か疑問点がある方は、一度当社にご相談ください。
