外壁塗装のご検討中の皆さんは外壁塗装には助成金や補助金があることをご存じでしょうか。
頻度の高いものではないといえ、外壁塗装は多くの方にとっては高額なものであり、できるだけ安く済ませたいですよね。
本記事を通して、助成金や補助金について理解し、ぜひ活用されることをご検討してください。
□助成金と補助金の違いとは
外壁塗装や屋根塗装で適用できる助成金や補助金は存在し、助成金と補助金はよく混同されがちですが、厳密には異なるものです。
本記事では両者の同じ点と異なる点について解説します。
まずは同じ点についてご紹介します。
両者とも申請することで自治体(国・市区・町村)から受け取れるもので、両者とも返済不要であり、工事終了後に後払いでもらえることができるため、費用を抑えたい人はぜひ申請しましょう。
次に異なる点についてご紹介します。
助成金は条件を満たしてさえいれば誰でも受け取れる一方で、補助金は審査があり合格した人のみが受給できます。
そして、補助金の方が審査は厳しい反面、支給額が高いという特徴があります。
□外壁塗装の助成金を受け取る際の条件について
次に、助成金を受け取るための条件として4つの条件をご紹介します。
下記の4つは一般的に条件とされることが多いものであり、必ずしもすべての自治体の条件として存在しているというわけではなく、具体的な条件は各自治体によって異なるため、申請をされる方はお住まいの地域の自治体の条件を満たしているかしっかりと確認してから申請してください。
*断熱塗料や遮熱塗料を利用する
1つ目は、お住まいの地域の自治体が指定した塗料を使うことです。
指定の塗料を設けている理由としては、省エネやバリアフリー性、耐久性や防犯性の向上を目指すリフォームの支援として助成金が存在するからです。
しかし、これらの塗料は金額としては高額であるため、助成金を利用しても塗装費用が通常の塗料を用いた場合より高額になってしまうことがあります。
とはいえ、これらの塗料を用いることで電気代の節約になり、長い目で見れば割安になることもあるため、自治体がそれらの塗料を条件として指定しているのであれば、それらを選ぶことも良いかもしれません。
*申込時に税金を滞納していない
2つ目は、申し込みをする際に依頼者が税金を滞納していないことです。
多くの方ご存じかと思いますが、前提として税金を滞納している方には、基本的に全ての助成金は給付されません。
自治体に納める税金の具体例としては、市民税や固定資産税、都市計画税、国民健康保険税、軽自動車税などです。
しかし、過去に滞納があったとしても申込時に滞納していなければ問題にならないケースもあるため、その点に関してはお住まいの地域の自治体に尋ねてみてください。
*住まいが建築基準法を遵守している
3つ目は、外壁塗装工事をする住宅が建築基準法を遵守していることです。
外壁塗装を行う住宅が建築基準法に違反していないことは、助成金を受け取る上で前提となりますが、気づいていないうちに違反が起きていることもあるため注意しましょう。
具体的には、増築により既定の容積率をこえてしまった場合や、改築により斜線制限を満たしていない場合などが挙げられます。
*助成金の申請を着工前に行う
4つ目は、助成金の申請を着工前に行うことです。
給付の受けとりが工事終了後であるため、この点に気づかずに助成金を申請できなかったという方が一定数いらっしゃいます。
施工計画の段階で助成金の対象かどうかの判断がされ、外壁塗装が着工してしまうと申請できなくなるため、必ず着工前に申し込むようにしましょう。
また、その際には必要書類がある自治体が多いため、必ず必要書類をそろえた上で申請にいきましょう。
□外壁塗装で助成金や補助金を利用する際の注意点について
助成金や補助金は外壁塗装をされる方にとってはとても魅力的な内容であると思いますが、利用する際の注意点もあります。
本記事では、助成金や補助金を利用する際の注意点として2点ご紹介します。
1つ目は、応募者の数によっては募集が早めに締め切られることです。
基本的にはどの自治体にも支給できる助成金や補助金の額には限りがあるでしょう。
利用希望者が多いとすぐに予算をこえてしまい、本来の期限より早めに募集を締め切ることがあるため、できるだけ早い段階で塗装業者を探し、見積もりを出してもらいましょう。
2つ目は、塗料の選択を誤らないことです。
前述したとおり、助成金や補助金を受け取るためには塗料が指定されている場合があります。
無理にその塗料を選んでしまう方がいらっしゃいますが、そうすることで快適な住宅とは程遠い住宅になってしまうことがあります。
そのため、コストパフォーマンスや機能性だけでなく、お住まいの地域の環境なども考慮しながら、ご自身のご自宅に最適の塗料を選びましょう。
□まとめ
本記事では助成金と補助金の違い、受けとるための条件と注意点についてご紹介しました。
条件を満たしているか不安な方は一度自治体に相談してみましょう。
また、当社は福井を中心に外壁塗装業者として活動しているため、お悩みがある方はお気軽にご相談ください。
