「外壁塗装をするなら、費用をどのような扱いにしたら節税に繋がるんだろう？」
このようにお考えの自営業やフリーランスをしている方が多いと思います。
外壁塗装の費用を減価償却とするか修繕費とするかによって、その年の税金がかなり変わります。
それぞれのメリットを詳しくみて、選ぶ際の判断基準を知りましょう。
□どのような違いがあるの？
建物の資産価値を高めるために外壁のデザインを変更した場合は、減価償却という扱いになります。
数年にわたって支払い、税金を数年間抑えることができるという特徴があります。
建物の維持や修復のための外壁塗装を行なった場合は、修繕費という扱いになります。
この場合は、一括で支払うため、その年の税金を大幅に減らすことができるという特徴があります。
では結局どちらを選ぶのがよいのでしょうか？
それぞれのメリットを詳しく見てみましょう。
□減価償却にするメリット
数年にわたって支払えばよいため、売り上げが少ない年は翌年に繰り越すという選択ができる点が最大のメリットです。
銀行から融資を受ける場合、一年の売り上げが少なすぎると融資を断られることもあります。
そのため、一年の収入に振れ幅がある場合は、減価償却を選ぶとよいでしょう。
さらに、マンションによって一定の利益がある場合は、毎年の利益から塗装費を引くことができるので、節税につながります。
ただし、年度内に経費にできる金額の上限が定められているため、大幅な節税は期待できないという点には注意しましょう。
□修繕費にするメリット
一括で支払うことができるため、その年の税金の額を大幅に減らすことができるというメリットがあります。
売り上げが多い時期に外壁塗装を行なった場合は、修繕費にするのがおすすめです。
＊条件がある
建物自体の価値や性能を高めるために行う豪華な塗装や、耐久性の高いものに塗り替えるための塗装と判断された場合は、資本的支出という扱いにされるので注意しましょう。
修繕費にする事を目的にするのなら、建物の破損や原状回復の修繕をメインに外壁塗装を行いましょう。
□まとめ
今回は減価償却と修繕費の違いをご紹介しました。
外壁塗装をどちらの支払い方法にするかによって、税金のかかる金額が変わってきます。
フリーランスや自営業の方は、外壁塗装をして税金を削減してみてはいかがですか？
この記事がマンションの外壁塗装をする際の一つの参考になれば幸いです。
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