「セラミックの外壁塗装はどうなのだろう？」
外壁塗装をする際には、セラミック塗料をお考えかもしれません。
もしするのであれば、メリットとデメリットを理解した上で決めたいですよね。
今回は、セラミック塗料について福井の専門業者がご紹介します。
□セラミック塗料とはどういったものか？
セラミック塗料とは、砂や石、セラミックビーズなどの微粒子が配合された塗料です。
無機塗料や無機ハイブリット塗料とも呼ばれています。
焼き固めたものの意味を持つセラミックは、陶磁器や焼き物などを指す用語でも使われます。
セラミックは、聞いた時の印象が良いかもしれません。
しかしながら、悪徳業者がよく利用する点でしっかりと事情を知っておくのが大切です。
塗料の中では、ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素塗料などを耳にされた方も多いと思います。
これらの塗料は、基本的に樹脂や機能性で名前が付けられています。
一方で、セラミック塗料は、それ単体で存在することはありません。
具体的には、他の塗料にセラミックを混ぜたものをそう呼んでいるのです。
つまり、どの樹脂の塗料でも、セラミック塗料にはなり得ることは意味します。
そして、基本的に塗料の耐久性を左右するのは、樹脂の方です。
セラミックは塗料に配合された成分ですから、塗料の寿命を左右する力はありません。
このことを知らずに塗料を選ぶと、営業マンの勧めに乗ってしまいます。
よくあるのが、耐久性の低い塗料にセラミックを混ぜて、高級そうに売りつける方法です。
また、この性質である以上、100％セラミック塗料であるものは存在しません。
割れやすい性質がある以上、100％では不具合が出る可能性も高いのです。
しかしながら、平気で100％配合と押し出す業者も存在します。
魅力を語られると契約したいかもしれませんが、一旦冷静に振る舞うのが良いでしょう。
そして、メリットだけでなくデメリットも説明できるかを調べましょう。
樹脂が何なのかを質問して、丁寧に答えてもらえるかで業者を判断するのもおすすめです。
□セラミック塗料の種類
セラミック塗料の種類には三つあります。
一つ目は、石材調の見た目のもので、石のように重厚感がありながら、建物に負担はかけないのが特徴です。
二つ目は、断熱遮熱効果を示すもので、特に夏の暑い時期に熱を取り込みにくい点で活躍します。
三つ目は、低汚染性を発揮するもので、汚れを水で落として綺麗な状態を維持できるでしょう。
□セラミック塗料のメリットとデメリット
セラミック塗料を使用することで得られるメリットは四つ挙げられます。
一つ目は、耐熱性・耐候性が高いことです。
太陽光が強いために部屋が暑くなることにお悩みかもしれません。
そこで、塗料ならではの性質で熱の侵入を防げます。
また、紫外線もあまり吸収しないため、影響を少なくできるでしょう。
このような機能を持っている背景には、乾燥する過程が挙げられます。
乾燥する過程で、セラミック成分が塗膜表面に浮き出てくるのです。
熱に強いため、太陽光だけでなく、もしものときの火事からも影響を抑えられます。
もちろん、表面を覆っていますので、風や雨からも保護されるでしょう。
二つ目は、耐久性に優れていることです。
塗膜の表面をセラミックが覆うことで、通常よりも数倍長持ちします。
また、水分が抜けて乾燥していく過程で、塗膜表面にセラミックが集まるのです。
太陽光からも外壁が守られるので、建物の寿命も長くできるでしょう。
三つ目は、汚れに強いことです。
セラミック塗料は、汚れが付きにくいため、塗って時間が経った後も綺麗な外壁が期待できます。
また、親和性が高いため水を弾くのもポイントでしょう。
結果的に、壁に付いていた汚れを落としてしまいます。
四つ目は、デザイン性が高いことです。
セラミック塗料には、意匠性を加えられる特徴があります。
奥行きや立体感を生み出すものもありますので、気になる場合には検討されるのがおすすめです。
一方で、セラミック塗料にも三つのデメリットや注意点が存在します。
一つ目は、種類によって耐用年数が違う点です。
セラミック塗料は、どの塗料でも耐久性や耐熱性などの効果が得られるでしょう。
しかし、セラミックに混ぜ合わせられている成分で耐用年数が変わるのです。
そのため、効果が長期間持続するとは限りません。
早い段階で、ひび割れが起こる可能性もある点は理解しておきましょう。
二つ目は、非常に硬いものであることです。
無理して塗っている面があるため、ひび割れが起こりやすい点が指摘されています。
仮に剥がれなかったとしても、ひび割れが起こって機能が低下するかもしれません。
その点では、見た目の美しさや防水性が大きく落ちることは理解しておきましょう。
三つ目は、悪徳業者が頻繁に利用している点です。
他の塗料と混ぜ合わせているために、100％配合は考えられません。
しかし、業者によっては100％だと偽るところもあります。
魅力に惹かれ過ぎずに、冷静に考えるのが大切です。
□まとめ
今回は、セラミック塗料について福井の専門業者がご紹介しました。
他の塗料にセラミックを混ぜたものもセラミック塗料と呼んでいます。
種類は三つありますので、四つのメリットと三つのデメリットと合わせて把握しておきましょう。
