福井で外壁塗装をお考えの方へ!塗り替え工事のポイントと弾性塗料についてご紹介!

・福井の皆様、こんにちは。
福井、鯖江で外壁塗装屋根塗装施工数実績ナンバーワンの地元福井の塗替専門店ペイントパンセ、塗装職人の三上浩平です。
この記事は塗装職人の私、三上浩平が責任をもって書かせて頂きました。
工事は信頼と実績、そして建築士と建築施工管理技士、塗装技能士が在籍している地元のお店、
ペイントパンセへご依頼くださいね♡

外壁塗装の情報をインターネットで検索していて、ふと「防水塗料」という言葉に目が止まって気になった方もいらっしゃるでしょう。
防水塗料、つまり弾性塗料とは、塗料の中でも特に防水機能が高いものを指します。
その種類によって、作業工程やどんな外壁材に適しているのかが異なります。
そこで、今回は福井で外壁塗装をお考えの方に向けて、弾性塗料について詳しく紹介します。

□外壁の防水性を高めるために必要な工事について

外壁の防水性を高めるには、塗り替えを行う必要があります。

ただし、傷だらけの外壁にそのまま塗装を行うだけでは、意味がありません。
ひび割れやはがれ、シーリング部分の劣化などの劣化症状があれば、塗装前にその場所を補修します。
なぜなら、破損した部分を放置すれば、防水性に大きな影響が出るからです。

*シーリング材の補修

シーリング材とは、外壁材の隙間を充填して住宅の防水性、気密性を高める材料です。
隙間から雨水が侵入するのを防ぐ重要な役割を担っています。

しかし、紫外線や雨風などの影響を受けて徐々に劣化していくため、塗装の前に補修しなければ、雨水が浸入する原因になります。

シーリング材のメンテナンスは10年に1度を目安に行う必要があります。
劣化症状が激しくなると、その分メンテナンス費用も高くなる場合もあるので、初期症状のうちにしっかりと対処することをおすすめします。

*ベランダや屋根の防水工事

防水性を高めるには、ベランダや屋根の防水工事も行うと良いでしょう。
これらの場所の防水性が低下すれば、建物全体にまで影響を与える恐れがあります。

ウレタン防水やFRP防水、シートによる防水のほか、トップコートなどの防水工事があります。

防水層を保護する紫外線から守る役割をするトップコートは、5年に1度を目安に塗り替えを行う必要があります。

□弾性塗料について

外壁塗装に使用される塗料には基本的にすべて防水の機能が備わっています。

ただし、特に防水機能に優れた塗料もあります。
それが弾性塗料です。
ほかの塗料に比べてより高い伸縮性を持つ塗料のことを指します。

伸縮性を持たないほかの塗料は、下地にひび割れが起こった場合、それと同時に塗膜にまでひびが生じてしまうため、雨水が侵入しやすくなります。

ただ、伸縮性を持つこの塗料は、ひび割れに追従して伸びていくため、表面化することを防いでくれるのです。

□弾性塗料の仕上げ方法とは

弾性塗料には様々な仕上げ方法があります。
ここでは、3つの方法を紹介します。

1つ目は、単層弾性仕上げです。

この方法では、下塗り1回、上塗りは2回か3回の工程で仕上げます。
一般的な戸建てでは、この方法で塗り替えを行います。
下塗り材を塗布し、その上から弾性塗料を塗布するという方法です。

2つ目は、複数弾性仕上げです。

この方法では、下塗り1回、中塗り2回、上塗りは2回か3回の工程で仕上げます。
特徴としては、中ぬりと上塗りで使用する塗料が異なります。

ほかの方法に比べても工程数が格段に多くなるため、厚みのある塗膜がつくれます。
そのため、より高い防水性を発揮できるのです。

しかし、工程が増えるということは、その分施工に時間や材料費、人件費等が多くかかるため、工事の費用が高額になってしまうというデメリットもあります。

一般の戸建てで採用されることは少ないですが、工場の防水工事では採用されることが多いです。

3つ目は、微弾性塗料仕上げです。

この方法では、下塗り1回、上塗りは2回の工程で仕上げます。
下塗りで、「微弾性フィラー」と呼ばれる伸縮性のある下塗り材を使用します。

上塗り材を厚めに塗ると、その分塗膜が割れるリスクが高まりますが、下塗り材は厚く塗れば塗るほど、高い性能を発揮します。

□塗り替え工事のポイントについて紹介します!

弾性塗料は雨水の浸入を防ぐために屋根やベランダに使用されることが多いですが、実は外壁も紫外線や雨風の影響で劣化しやすく、雨漏りが起こることがあります。

外壁から雨漏りが起こる原因は、「クラック」と呼ばれる亀裂やひび割れです。
クラックの主な種類を紹介します。

まずは、ヘアークラックです。
髪の毛ほどの小さなひび割れが塗膜にできるものを指します。
紫外線などで塗膜が劣化すると起きます。

塗装してから短期間でこの症状が現れたら、施工不良の可能性も考えられます。
建物の構造にすぐに影響が出るわけではないので、慌てる必要はないでしょう。
このような小さなひび割れであれば、塗装の重ね塗りで対処できます。

続いては、乾燥クラックです。
モルタルやコンクリートを使用した外壁材が乾燥収縮によって起こすひび割れです。
一部の外壁材の塗装後乾燥していく過程で起こるもので、塗膜に発生します。

ヘアークラックと同じく、1ミリメートル以下の小さなひび割れは、重ね塗りで対処できます。

続いて、構造クラックです。
建物の欠陥や地震の揺れ、強風などによって起こる深刻なひび割れです。

建物の構造部分にまで影響を及ぼす可能性があるため、緊急性を要します。
構造クラックを放置すれば、雨漏りを引き起こし、さらに建物内部の劣化を促進してしまいます。

補修方法としては、塗装の塗り替えだけでなく、シーリング材などで補修する必要があります。
程度がひどいものになると、外壁一面を塗り替えることもあります。

ひび割れの度合いや種類によって補修方法は異なります。
一度雨漏りが起きてしまうと、塗装だけでは雨水の浸入を完全には防げません。
その場合は、専門家に調査の依頼をして、適切な補修方法を提案してもらいましょう。

□弾性塗料を使うのに適している外壁材について

弾性塗料がひび割れに強いのがをお分かり頂けたと思います。
では、どんな外壁材に一番適しているのでしょうか。
ここでは、住宅によく使用される外壁材の特徴とどんな塗料が適しているのか紹介していきます。

*モルタル

砂、セメント、水を練り混ぜ合わせた素材で形成される外壁材です。
表面のざらざらとした凹凸模様が特徴です。

モルタル壁自体の防水性能は低く、ひび割れが起きやすいので、ひび割れを防ぐ弾性塗料の塗装がおすすめです。

*軽量気泡コンクリート

軽量気泡コンクリートは、ALCとも呼ばれます。
石灰、セメントなどの自然素材を元に高温高圧の蒸気をかけてつくります。
軽量かつ耐久性、耐火性に優れています。

無数の気泡が多くあるため、吸水性が高く、おまけに水に弱い性質があります。
水が内部に浸み込んでしまうと、ひび割れを起こす可能性もあるため、劣化防水塗料を使用するのがオススメです。

*窯業系サイディング

セメントに繊維質を混ぜ、板状に形成した外壁材です。
耐火性に優れ、カラーやデザインのバリエーションが豊富です。

10年程でシーリング材にひび割れが起こるため、補修とともに防水塗料に塗り替えるのがおすすめです。
窯業系サイディングは蓄熱性が高いので遮熱性があると良いでしょう。

□まとめ

この記事では、弾性塗料について紹介しました。
雨漏りによって水が建物内部に浸入すると、躯体にまで影響を及ぼす可能性もあるため、一番に優先したいのが水の浸入を防ぐことです。
小さなひび割れであれど、それを放置すれば、いずれ住宅の脅威になります。
ひび割れを発見したら、それらをしっかりと補修し、それから弾性塗料の使用を検討してください、
弾性塗料はひび割れに追従して伸び、雨水の浸入を防ぐ防水性に優れた塗料です。
ぜひ今回紹介した内容を参考にしてくださいね。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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