「外壁塗装について調べる中で、シリコン塗料という言葉を見つけたが、どんなものかわからない。」
「シリコン塗料にはどのような特徴があるのだろうか？」
このように、外壁塗装で用いるシリコン塗料について疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
外壁塗装は外観を変えるだけでなく、メンテナンスという意味合いもあります。
塗料の種類によって、どれぐらいの期間きれいな状態を保てるのか変わるでしょう。
そのため、塗料の特徴について知っておくことは重要です。
そこで今回は、外壁塗装で用いられるシリコン塗料についてご紹介します。
□シリコン塗料とは
正式名称は、アクリルシリコンです。
メインの原料は、シリコン系の合成樹脂です。
シリコン塗料には、水性と油性があります。
油性か水性かどうかは、塗料を溶かしているメインの液体の種類によって決まります。
簡単にいうと薄め液の違いです。
水性の塗料は、水を使用して薄めます。
一方で、油性の塗料を薄めるためには、塗料用シンナーを使います。
油性の方が、価格も高く匂いもありますが、耐久性は高いです。
また、1液型・2液型と呼ばれる異なる2種類の状態で販売されています。
1液型は、塗料缶を開けてそのまま塗れます。
一方で、2液型は塗装をする前に硬化剤を混ぜて使います。
硬化剤の量を調節できるため、塗装できる材質も幅広いでしょう。
□メリット
＊品質と価格
シリコン塗料の1番のメリットは、品質に対して費用が抑えられる点です。
汚れが付着しにくい特徴があるため、きれいな状態が長く続くでしょう。
また、湿気を通す性質もあります。
建物の内部で結露が発生することや、塗膜が剥がれることを防げるでしょう。
＊耐用年数
シリコン塗料の耐用年数は10～13年程です。
1つグレードが下のウレタン塗料の耐用年数は約6年です。
ウレタン塗料に比べて価格が高いですが、耐用年数を考えるとお得でしょう。
また、耐用年数が長いものを選ぶことで、外壁塗装を行うべき回数が減るため手間が省けます。
□シリコン塗料をおすすめしたい方の特徴
＊耐久性とコストがどちらも気になる方
耐久性とコストのバランスが大切だと考える方におすすめです。
他の塗料の平均的な耐用年数よりも長いため、外壁を良い状態で長い間維持できるでしょう。
アクリルやウレタン塗料と比較すると、価格は比較的高いですが、性能を考えるとお得です。
＊光沢感のある外壁にしたい方
色あせしにくいだけではなく、光沢が長持ちする特徴があります。
艶のある外壁は、おしゃれな住宅にしたい方にピッタリでしょう。
□シリコン塗料以外の塗料
外壁塗装に用いられる塗料には、シリコン塗料以外にも大きく分けて4つの種類があります。
それらは、アクリル・ウレタン・ラジカル・フッ素です。
それらの塗料にはどのような特徴があるのかをご紹介します。
＊アクリル系塗料
アクリル系の塗料は、色をくっきり見せる効果があるでしょう。
コスト面で優れているため費用を抑えられますが、耐用年数が短いため注意が必要です。
耐用年数が重要になる外壁塗装では、アクリル系の塗料は使われない傾向があります。
＊ウレタン系塗料
アクリル系塗料と比較すると、防水性と耐水性に優れています。
ウレタン系塗料は、コスト面と機能面のバランスが良いでしょう。
そのため、戸建ての住宅を含めて、幅広い用途の建物に使用されています。
＊ラジカル系塗料
近年発売された最新の塗料です。
耐久性に優れているため、長い期間使用しても、チョーキングが起こりにくく、ひび割れや水漏れも発生しにくいでしょう。
チョーキングとは、塗装した面の劣化現象の1つです。
外壁を触ると、手に白い粉が付くような現象をチョーキングと呼びます。
＊フッ素系塗料
フッ素系塗料の耐用年数は15～20年程です。
その他の塗料に比べて、耐久性が非常に優れている特徴があります。
耐久性が素晴らしいフッ素系塗料ですが、価格が高いです。
そのため、一般の住宅にはあまり使用されない傾向があります。
□まとめ
今回は、外壁塗装で用いられるシリコン塗料についてご紹介しました。
シリコン塗料には、どのような特徴があるかをおわかりいただけたと思います。
外壁塗装を検討されている方は、シリコン塗料も含めてどの種類の塗料が合っているか考えてみてください。
当社では、一級塗装技師がお客様の住宅に関するご希望をお伺いします。
一級技師は、7年以上の実務経験がないと取得できない資格のため、優れた塗装技術があり、ご安心いただけるでしょう。
また、実際にお住まいを訪ねて外壁がどのような状態かを見極めます。
一般的な営業とは異なり、知識のある一級建築士が見分けるため、安心してお任せください。
せっかく外壁塗装をするなら、丁寧な作業をしてもらいたいとお考えの方のためにも、こだわりぬいた塗装工事を行います。
外壁塗装をご検討中の方や、塗料についてさらに詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
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