福井にお住いの方必見!屋根塗装を行う時の注意点とは?

「屋根塗装しないといけないけど、どんなことに注意したら良いのだろう。」
このような悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
屋根塗装の知識が少ないと相場より高い値段を払ってしまうかもしれません。
屋根塗装を行う時の屋根素材の塗装方法と注意点、失敗例について解説していきます。

□屋根塗装の素材ごとの違いについて

屋根素材には主に「スレート瓦」「トタン屋根」「モニエル瓦」が使われます。
他にも素材は使われますが今回はこの3つについて紹介していきます。

*スレート瓦とは

スレート瓦は軽量で薄く耐震性に優れている素材です。
コロニアル、カラーベストなどの名称でも呼ばれることがありますが全てスレート瓦です。

厚さが4.5ミリメートルととても軽量なため建物に与える負荷が少ないでしょう。
屋根は建物の上に乗っているものなので重量があると建物に負荷がかかりバランスを崩し地震が起きた時に大きく揺れてしまいます。

スレート瓦は85パーセントのセメントと15パーセントの石綿でできているので瓦自体には防水性が無いので塗装を施すことにより防水性を発揮しています。
そのため10〜15年経ち塗装が剥がれたり劣化したりすると、雨漏りなどの劣化症状が出るので防水性が無くなる前に再塗装することを心がけましょう。

スレート瓦の代表的な劣化はコケの発生です。
先ほど解説したようにスレート瓦には防水性が無いのでコケが発生することは塗装の劣化が始まった兆候なので再塗装しましょう。

*トタン屋根とは

トタン屋根も軽さが売りでしょう。
それに加え金属でできておりスレート屋根と違い、隙間がありません。
そのため浸水することが少なく、雪国で使われることが多いです。
屋根に雪が積もっても浸水しないように雪解け水に強い仕様になっています。

また、破損にも強いので屋根の雪かきをする際にも傷が付きにくいでしょう。

しかし、トタン屋根にも弱点はあります。
それはサビが一気に広がることです。
劣化によりサビが発生すると急激にサビが増えるので、サビを見つけたら早急に再塗装しましょう。
トタン屋根はサビに弱いのでサビ止めを含む塗料で塗装すると良いでしょう。

さらに、トタン屋根は熱を通しやすいので断熱対策をしておかないと冷暖房費がかさんでしまう可能性があります。

*モニエル瓦とは

モニエル瓦はトタン屋根と違い防音性も高く断熱性もあります。
その分、金属屋根と比べると6倍重く耐震性が低くなるかもしれません。
また、モニエル瓦は生産中止になっているので在庫がある所を見つけることが難しいでしょう。

そのため、現在モニエル瓦を使っている方は屋根塗装時に別の屋根材に替えてしまうことがおすすめです。

□屋根塗装の注意点について

屋根塗装をするときdiyはケガのリスクや質などを考えると業者に依頼する方がおすすめでしょう。
しかし、屋根塗装の手順を理解していると業者選びに役立つこともあるので覚えておいたほうが良いかもしれません。

まず、足場を設置します。
安全に作業を進めるためと近隣に塗料や水が飛散することを防ぐためです。

次に、高圧洗浄機を使って汚れを落とします。
この段階でコケなどをしっかりと落とさないで、汚れの上から塗装をしてしまうと、塗装が剥がれやすくなるでしょう。

さらに、ケレンを行います。
ケレンとはサビや旧塗膜を工具で落としていく作業のことです。
こちらも塗装の剥がれを防ぐためには、重要でしょう。

屋根を綺麗に洗浄した後はしっかりと乾燥させましょう。
乾燥忘れると、耐久性が脆くなるため、気をつけてください。

乾燥させたら下塗りをします。
下塗りをすることにより塗料の密着が強くなったりサビ止め効果を付与できたりします。
下塗りをすることで、塗料の耐久性が向上するでしょう。

下塗り後に縁切りという作業を行います。
屋根の重なっている部分に塗料が入り込むと毛細管現象を引き起こす場合があるので、縁切りを行います。

毛細管現象とは細い管状の物体の中の液体が管の中を通って上昇、下降する現象です。
屋根材の割れた部分に毛細管現象が起きると内部に雨水が浸透し腐食の原因になるでしょう。

そして、中塗り、上塗りです。
色を綺麗に仕上げていく意味もありますが、塗料によっては遮熱や断熱の効果も期待できるでしょう。
中塗りと上塗りの間もきちんと乾燥させます。

最後に、足場を解体して終了です。

このように屋根塗装には様々な工程があり、かなり複雑ですよね。
diyで塗装をすると、仕上がりが悪かったり、工事が長引いたりするかもしれません。
そのため、プロの業者に依頼した方が、仕上がりや手間がかからないため、おすすめでしょう。

□まとめ

屋根塗装を行う時の注意点について解説していきました。
工事は業者の方に任せっぱなしではなくこまめに足を運び色がイメージと違わないかなど確認することをおすすめします。
業者の方と協力して最高の仕上がりにできると良いですね。

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ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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