「塗料が人体に与える影響について知りたい。」
外壁塗装をご検討されている方の中には、塗料が人体に悪影響を及ぼすのではないか心配される方は多いのではないでしょうか。
塗料の中には、人体に優しいものもあれば、中には悪影響を及ぼすものもあります。
今回は、見分け方と塗料を使う際の注意点や対策をご紹介します。
□人体に健康被害に関する悪影響を与えてしまう塗料とは
工事中の場所付近を歩いているときつい臭いがすることがあるかと思います。
この臭いの原因は、外壁塗装に使用されている塗料に入っている成分によるものです。
外壁に使われる塗料に含まれる成分の中で、人体に影響を与える物質は、一般的に4つあります。
イソプロピルアルコール、1-ブタノールやメタノール及びキシレンと呼ばれるシンナー類（有機溶剤）の4つです。
これらのような物質が含まれる塗料は、VOC(揮発性有機化合物)と呼ばれる塗料です。
これらの物質を長時間吸入すると、健康的に様々な被害が生じてしまいます。
例えば、吐き気、めまい、睡眠障害、頭痛、生理不順、目や口の粘膜が傷つく、不妊傾向、ノイローゼなど精神的な悪影響、呼吸器系の神経障害などがあります。
シンナーなどによる中毒障害は、比較的多くの方が聞いたことがあるのではないでしょうか。
こうした有害な物質が含まれた塗料の臭いを長い間吸引し続けたり、人によっては短期間吸ってしまったりしても、シンナーに含まれる有害物質である有機化合物が神経系を含む様々な臓器に障害を起こしてしまうのです。
軽度から重度で症状は異なりますが、ひどい場合だと、体全体がしびれ座位、起立ができなくなることもあります。
□使う塗料をできるだけ水性塗料に変えてみる
では、健康被害をできるだけ少なくするにはどうすれば良いのでしょうか。
ここからは、対策を紹介していきます。
はじめに、業者に外壁塗装を依頼する際、油性のものではなく、水性の塗料で依頼することです。
油性の塗料は、塗料の密着度が高く、乾燥が早いです。
そのため、作業効率が良く、また、雨水に強いことがメリットといえるでしょう。
油性のものにもメリットはありますが、この類にものは上記のような有害物質が多く含まれています。
臭いがきつく、人体の健康に著しく被害をもたらす原因です。
一方で水性のものは、臭いが比較的少ないです。
基本的に無害なものが多く、健康被害をできるだけ少なくするためには、水性のものを業者に依頼することをおすすめします。
□他の対策は？
水性と言っても、100％人体に影響を及ぼさないわけではありません。
水性のものを使っている方で、「臭いがきつい」と感じる方も中にはいらっしゃいます。
そこで、外壁塗装を自分の家でされるときに、健康被害に合わないようにするための対策を他にも3つご紹介します。
＊マスクをつける
自宅の中や自宅の近くを通るときに、ずっとマスクをすることは難しいかもしれませんが、外壁塗料は空気中に飛散するため、吸入することを避けるにはマスクをすると良いでしょう。
マスクをする際は、ホームセンターや薬局に売られている臭い対策用のマスクを購入してつけることをおすすめします。
大きなマスクですので毎日することは難しいですが、外壁塗装を一度実際に確認したい場合には専用のマスクをすると良いです。
日常つけられるマスクは、活性炭入りのマスクだと、活性炭フィルターが臭いを吸着してくれます。
＊換気する
塗装の工事中の方で、「臭いが部屋に入ってきてしまうから換気をしない」と考える方は多いです。
しかし、これは逆効果です。
外壁塗装中に窓を閉め切ったとしても、隙間から入ってきてしまうため、部屋に臭いが子もってしまう可能性が高くなります。
塗装中は、自宅の周りに足場が作られており、基本的にネットで覆われている場合が多いです。
この期間中は、換気をすることを躊躇してしまいがちですが、塗装している箇所が換気できる窓から遠いところであれば、できるだけ換気をしておくことをおすすめします。
＊塗装している間は別の場所に住む
マスクをつけていたり、換気をしたりしていても、臭いがどうしても気になる方は、塗装をしている間は、別の所に住むと確実に臭いから離れられます。
特に、塗料の成分による健康被害で注意したいことは、妊婦や子供、ペットへの悪影響です。
妊婦や子供は、臭いに敏感に反応してしまうことが多いため、健康の被害を受けやすいです。
妊婦の場合、臭いがストレスになってしまうと、胎児にも影響を及ぼしかねません。
また、ペットは臭いがあっても声に出せないため、徐々に体調を崩してしまうことも考えられます。
そのため妊婦や、子供、ペットがいらっしゃる方は、違う場所に身を置くことが臭いから逃れられる確実の方法です。
□まとめ
塗料を使う際は、水性塗料を使うことをおすすめします。
また、外壁塗装をする際は、できるだけ健康の被害を受けないようにするために、マスクをする、換気をする、他の場所に身を置くことが対策としてあげられます。
当社は、創業昭和42年の信頼と実績があります。
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