「屋根塗装をした方が良いとは聞くけれど、それによるメリットはあるの？」
「必要性がそこまでないのなら、屋根塗装にお金を使いたくない」
大がかりな施工になるので、費用のことを考慮して屋根塗装をしたくないとお考えの方もいらっしゃると思います。
今回は、屋根塗装を行うことによるメリットとデメリットをご説明致します。
□屋根塗装の基本知識
屋根のリフォームは3種類あります。
「屋根塗装」「屋根の葺き替え」「屋根カバー工法」の3種類です。
この中で、屋根塗装が比較的簡単に施工を行うことができます。
定期的なメンテナンスとして、塗装を行う場合があります。
屋根塗装を行う理由として、屋根材がもつ本来の働きを保持するためです。
塗装によって膜を張り、屋根材の機能性を維持できるでしょう。
塗装が必要ではない屋根材は、粘土瓦屋根のみです。
スレート屋根、セメント瓦屋根、金属屋根、ガルバリウム鋼鉄といったほとんどの屋根材は塗装を行う必要があります。
□屋根塗装を行うメリット
＊屋根の持つ寿命を延ばす
屋根が普段から受ける外的な被害は絶えません。
粘土瓦以外のスレート屋根や金属屋根は、屋根本来の機能を維持するために塗り替えを行う必要があります。
屋根材に塗料の塗り替えを定期的に行うことで、表面を新しい素材でコーティングすることができます。
その結果、屋根の寿命が延びるというメリットがあります。
きちんとメンテナンスを行なって、長い間住宅に住み続けましょう。
＊雨漏りを防ぐ対策になる
屋根は長く使っていると、老朽化してひびが入ってしまうことがあります。
雨や雪などの水分はその割れ目から室内へ浸水します。
そのため、新しい塗膜を作りましょう。
水分の侵入を食い止め、未然に雨漏りをブロックします。
＊節電対策になる
近年では、遮熱や断熱効果のある塗料が開発・使用されています。
こういった性能の高い塗装に塗り替えることで、今よりもっと快適な居住空間を作ることができます。
熱を感じにくい家にリノベーションすると、冷房の使用具合を抑えられて節電効果が現れます。
＊外観がよくなる
普段からよく目にする住宅を美しく保っていると、気持ちが上がります。
人を招くときや近所の方が自分の住居を見てどう感じるか、気になるところです。
年季の入った古い外装では印象が悪く、家に帰ってくるのも億劫（おっくう）です。
メンテナンスとしての役割はもちろんですが、ご自身の満足感のために塗装を行うことをおすすめします。
□屋根塗装を行うデメリット
＊時間と共に起こる色あせ
いくら美しく屋根や外壁を塗装してもらったとしても、いずれ剥げてしまいます。
少しの色あせが気になる方は、何回も専門業者に依頼する必要があります。
壁と屋根の劣化は、天候や状態によって変化します。
月日が経てば色は落ちてしまうため、何度も業者に塗ってもらうのはもったいないと考える方がいらっしゃると思います。
確かに、月日が経てば色あせてしまう塗装のために費用を支払うことは抵抗がありますよね。
しかし、外壁塗装が落ちたあと、しっかりとしたメンテナンスを行わないと住めないまでに建物が劣化してしまいます。
＊定期的なメンテナンスの必要性
屋根塗装を行なった後に放置してしまうと、屋根が損傷して雨漏りが起きる可能性があります。
結局、屋根をリノベーションした後に代金がかかるメンテナンスが必要になると、余計に費用がかさんでしまいます。
スケジュールに屋根塗装後のメンテナンスが入っていると、家にいる必要があるため、
余計な負担がかかります。
＊定期的に塗り替える際に費用がかかる
一度屋根塗装をしてもらったので、専門業者に屋根塗装を依頼しなくても良いと考えている方はいませんか？
塗装は年数が経過すると衰え、また塗り替えのリフォーム工事を行う必要があります。
普段、太陽光からの紫外線や汚れた空気、雨水によって被害を受けやすい場所です。
そのため、定期的に屋根塗装を依頼して施工してもらう必要があります。
しかし、この工程は後に必ず行う必要があります。
先延ばしにしたからといって外壁や屋根が美しく生まれ変わることはありません。
□まとめ
屋根の塗装を行うメリットはお分かりいただけたでしょうか？
手間や費用がかさむことを考慮しても、住宅を良い状態で保つためにはお金を払ってでもリフォーム工事をしてもらうべきです。
メンテナンスはきちんと行わないと、住宅の状態が悪化して、気づいた頃には対処できないまでに老朽化してしまいます。
デメリットはあるものの、住宅のためを考えるとやはり屋根塗装は定期的に行うべきだと思います。
屋根塗装を依頼するか悩んでいる方は、是非この機会にチャレンジしてみてください。
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